モデルコース紹介
より多くの方に佐渡ジオパークの魅力を体感していただくため、人気観光地を盛り込んだモデルコースをご用意しました!
モデルコース紹介
より多くの方に佐渡ジオパークの魅力を体感していただくため、人気観光地を盛り込んだモデルコースをご用意しました!
古の港松ヶ崎(鴻ノ瀬)は、順徳上皇、日蓮、世阿弥など歴史上の偉人が上陸しました。砂嘴が伸びた松ヶ崎の海岸には数億年前の古い岩石であるチャートが見られ、とても硬い特徴からかつて火打石に使われました。その他、佐渡の名瀑”岩首の養老の滝”、世界農業遺産のシンボル的景観の”岩首昇竜棚田”は前浜エリアのビュースポットとしても有名です。
海岸に見られる飛び出した地形には「鼻」や「岬」の地名が付けられています。この地も鴻ノ瀬鼻と呼ばれ、海流の影響から海岸周辺の礫が集まり、嘴のような地形ができました。そのため石の種類も多く、海岸を散策すると数億年前のチャートや泥岩、約2000万年前の赤、黄、緑など色とりどりの珪質岩や碧玉が見つかります。
養老の滝は小佐渡丘陵の南斜面を流れる岩首川にできた大きな滝です。滝ができる要因は様々ありますが、この滝の形成には傾斜が急な地形と滝をつくる岩石が関わっていると考えられます。急な地形は崖崩れ等を引き起こし、滝を作る白い岩石(流紋岩)は剥がれやすい性質を持っています。この二つの特徴が相まって佐渡有数の名瀑(美しい滝)を作り上げました。
岩首の昇竜棚田を含め前浜地域の棚田は、地すべりでできた緩斜面を利用しています。この地域に地すべりが起こる原因は、海岸に面した山地がとても急な崖になっているからです。棚田での農作業は大変ですが、それに見合うおいしいお米と、心安らぐ素晴らしい風景を提供してくれます。
山地から海岸に見られる急崖は、海底にまで続いています。その深さは水深約300mにまで達します。つまり海岸からすぐ近くで海洋深層水を採取できる環境があり、この地域では地元の産業として利用されています。200m以上の深海で採取される深層水は、光合成が行われていないため無機栄養塩が多くなり、清浄な海水になります。
佐渡島内で見られる古生代・中生代の岩石が見られる場所は限られています。そんな数億年前の岩石がたくさんの石から選ばれて人の生活に関わっていたことや、庭石として使われたことに驚きを感じます。また、小佐渡丘陵ならではの棚田の景色や滝には趣があり、心の安らぎを感じます。