小木半島巡りコース

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  • 初心者向け
  • 家族向け
  • 1~10人
  • 4時間

小木半島巡りコース

今から約1300万年前、日本海の海底では大規模な火山活動が起りました。このときに噴き出した黒い溶岩が小木半島の大地の土台になっています。半島の隆起や侵食でつくられた独特な風景は、国の天然記念物及び名勝の指定を受けています。風光明媚な風景を思いっきり堪能してください。海岸は岩石が露出している場所が多くあります。歩く際は、動きやすい靴や服装で歩きましょう。

  • ジオパーク看板  
  • 誘導標識  
  • バス停

ルート案内  

  • マリンプラザ小木(南佐渡観光案内所)
  • 1矢島(やじま)・経島(きょうじま)
  • 2宿根木(しゅくねぎ)海岸
  • 3長者ヶ橋
  • 4沢崎
  • 5神子(みこ)岩
  • 6潜(くぐり)岩

マリンプラザ小木(南佐渡観光案内所)

小木半島エリアの観光案内所

小木半島エリアの情報が集められた場所。床面地図でサイトの位置が分り、巡るコースがイメージできます。

ここがポイント!
半島を巡るツアー、準備OK?いざ出発

1矢島(やじま)・経島(きょうじま)

赤い橋がつなぐ伝説の島

良質な矢竹の産地であることから「矢島」、日蓮の放免状を携えた弟子の日朗が嵐にあい、漂着した島で一夜を明かしたことから「経島」と呼ばれています。
※現在崩落が発生したため、島に渡ることはできません。

ここがポイント!
地震と波がつくり出した海底火山の大地

2宿根木(しゅくねぎ)海岸

まるで火星?赤茶けた隆起波食台

約1300万~1400万年前、小木半島では海底火山の活動が活発でした。宿根木(しゅくねぎ)海岸は海底火山から噴き出した石や火山灰などによってできました。その後大地が隆起し、現在のような地形になりました。

ここがポイント!
赤茶色になった隆起波食台とかつての製塩所跡

3長者ヶ橋

高さ40メートルの海上散歩

深浦の入り江の上、40メートルの高さにつくられた橋。
橋からはコバルトブルーの海と、海底の黒い溶岩が隆起してできた海岸、そして田んぼがつくられている階段状の地形が目に入ります。

ここがポイント!
隆起した小木半島、田んぼは昔の海底だった

4沢崎

沢崎灯台とたけのこ岩

佐渡最西端にある灯台です。海岸は名勝佐渡小木海岸の一部となっており、平らな海岸が広がっています。海底火山の証拠となる溶岩でできており、「たけのこ岩」と呼ばれる奇岩が見られます。
崩落の危険があるため、崖には近づかないでください。

ここがポイント!
枕状溶岩でできた隆起波食台はおもしろい

5神子(みこ)岩

柱状節理(ちゅうじょうせつり)が発達した黒い岩山

神子(みこ)岩の岩石は、マグマが海底の地層の中でゆっくり冷えて固まったもので、柱のような形(柱状節理)の岩肌が観察できます。
神子岩の石にはオリーブ色をしたカンラン石がたくさん入っています。

ここがポイント!
ハワイ島の岩石と似ている希少な玄武岩

6潜(くぐり)岩

広大な隆起波食台に出現したキリン?

大昔の海底火山の活動により海底に流れ出た溶岩が冷えて固まり、さらにその上に溶岩が積み重なることを繰り返してできた岩。白い雲型の模様が映えてまるでキリンのように見え、その見た目から「キリン岩」とも呼ばれています。

ここがポイント!
広大な隆起波食台と枕状溶岩

その他のモデルコース