市民講座、わくわくコース(第3回)が開催されました。

佐渡市教育委員会社会教育課ジオパーク推進室が7月9日(土)に開催したわくわくコースには、29名のお客様が参加されました。

今回の講座では、佐渡で化石が見つかる場所の一部を巡りました。現在の貝殻から主に貝殻の化石をもとに時代を遡っていく構成のツアーでした。

化石によって、その時代の環境が判ったり、化石が入っている地層の時代を決めることができます。

訪れる場所で見つかる化石を見ながら、何年前の地層なのか、どういった環境だったのかを全員で確認しあいました。

たくさんの場所を見学し、海岸での貝殻集めや川に入っての化石探し、新潟県では佐渡でしか見つかっていない化石、ビカリアの化石見学など、盛りだくさんの内容で楽しかったと大好評の回でした。

当日は非常に暑い日でした。参加者のみなさま、大変お疲れさまでした。

沢根質場海岸で貝殻拾い。約10分間でおおよそ20種類ほどの貝殻が見つかりました。房総半島より南で見つかる貝が多いことから、佐渡を取り巻く現在の海水は暖かいということが判かります。

80万年前の地層の観察。ここまではっきりキレイになっている地層は珍しいとのこと。大水による土砂が作った地層で、重たい砂に次いで泥が溜まりました。黒い部分の砂と黄色の部分の泥が1セットとして数えると、大水があった回数が判ります。この地層は何回大水があったのでしょうか?

参加者、皆でワイワイ大興奮!ビカリア化石、発見!個人では分からないような場所にあるため、今回参加できたことを嬉しく思うのと同時に、大切に保存していくことの大切さも意識することができました。

海生哺乳類の化石が見つかった場所、小木、堂釜。ここで見つかったツチクジラの頭の骨は、ツチクジラの化石としては世界最古のもので、しかも新種であることが判明しました!

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