中級コース第8回目『石を薄くすると・・・?』を実施しました!

第9期ジオパーク市民講座中級コースの第8回目が10月17日(水)に実施されました。
11名の受講生が参加し「岩石薄片(はくへん)実習」を行いました。
薄片とは石を0.03mmの厚さに削ったもので、専用の顕微鏡で観察するために作成します。佐渡ジオパーク市民講座では第1期から続く人気の実習です。
薄片作成で最も恐ろしいことは、石が無くなってしまうことです。一般的なコピー用紙の厚さが約0.09mmなので、0.03mmの薄片がいかに薄いかがわかると思います。研磨剤を徐々に細かくしながら、時間をかけて石を削る行程は、油断すると石がすべて削れてしまい、何時間もかけたのに何も残らなかった・・・ということも珍しくありません。苦労の末、受講生全員が無事に薄片を作成し終え、第1回目で作成した偏光(へんこう)顕微鏡で観察を行いました。
0.03mmまで薄くした石を顕微鏡で観察すると、見た目とは全く異なる色を見ることができます。石をつくっているひとひとつの粒(鉱物)それぞれが特有の色を示し、薄片を作成してそれらを観察することで、石のなりたちを知ることができます。そして、石のなりたちは島のなりたちを知ることにもつながります。
大雑把そうに見える人がとても慎重に作業をしたり、逆に石橋をたたいて渡りそうな人が削りすぎて石が無くなってしまったり・・・受講生達の性格が垣間見えた薄片実習でした。

将棋のコマほどの大きさにカットされた石の表面を研磨剤を使って磨きます。

スライドガラスと石を接着剤でくっつけます。この時気泡が入ると、文字通り今までの作業が全て水の泡です。

作成した薄片は自作した顕微鏡を使って観察します。

顕微鏡を通して見る0.03mmの世界。「まるで万華鏡のようで感動した」という感想をいただきました。

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