ジオパーク市民講座「9月の自然探究講座」を開催しました。

9月7日(金)、8日(土)、10日(月)の3日間、自然探究講座(9月講座)が行われ、合計53名の受講生が参加されました。
今回の探究講座のテーマは、「小佐渡の鉱山の栄枯盛衰と弥生遺跡」でした。
午前は新穂銀山関係の史跡名所を訪ねました。百枚間歩、左沢、右沢、そして清水寺と大銀杏を見学し、江戸時代初期に繁栄した鉱山について認識を深めました。その後、昼食時には、新穂玉作り遺跡について資料館の展示物を見学し、その技術力の高さに驚きを感じました。午後からは、西三川砂金山で砂金採り体験を行い、金の特徴や金が産出する地質的な背景を実際の地層見ながら考えました。
受講生からは、「名前でしか知らなかった新穂銀山に行くことができてよかったです。清水寺参道の杉、苔むした墓など素晴らしい場所でした。」「自分で探してみる、持ちよって鑑賞するなどの時間があり、たいへん楽しい講座でした。」などの感想が聞かれました。
古き時代から人々は島中を隈なく調べ、金銀を掘り出してきました。
島でありながらこれほど多くの鉱山を有する地は他にあるでしょうか。やはり佐渡は、金銀の島でした。

新穂銀山の百枚間歩。採掘の権利を得るために納めた銀百枚が名前の由来か?

1200年程の歴史をもつ清水寺は、新穂銀山の栄枯盛衰を見つめてきたことでしょう。

笹川川の川底の砂を集め、一心不乱に砂金採り。果たしてその成果は?

砂金発見! 自然の川から採れた砂金です。感動しました。(大きさは約2㎜)

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