ジオパーク市民講座「11月の自然探究講座」を開催しました。

11月2日(金)、3日(土)、5日(月)の3日間、自然探究講座(11月講座)が行われ、合計48名の受講生が参加されました。

今回の探究講座のテーマは、「マニアックな化石と岩石の観察」でした。

最初の見学地である硨(がためき)では貴重かつ希少な化石であるビカリヤを観察しました。その他にもビカリエラ、カキの仲間、ヤツオタマキビなど、日本海誕生時の生物の化石に触れることができました。大立では、深くなっていく日本海に生息した化石を探しました。その結果、魚の鱗、星の砂の仲間、植物片などの化石を見つけました。報告実績のないこの地層でのこれらの化石の発見は大きな成果となります。昼食を挟み午後からは、真野公園内の露頭を見学しました。この地層は日本海が最も深くなった時代の堆積物で、珪藻土からできています。その証拠を見るために顕微鏡で珪藻化石を観察しました。沢根河内の地層では、化石の採集を行い、その化石をもとに当時の環境を推測しました。深海から海底が隆起し、島が形成された時代はホタテガイ、エゾタマキガイ、エゾキンチャクガイクガイなどが見つかることから当時の気候が寒かったこと、対馬暖流の流入がなったことが想像できました。最後に羽二生では、海岸を散策しながら落ちている石や打ち上げ貝類を観察し、その多様性を実感しました。

受講生からは、「海が浅い時代、暖かい時代、深海の時代、寒い時代と同じ佐渡の土地に多くの環境とドラマが見えて楽しかったです。」等の感想が聞かれました。

佐渡は、新潟県の中でも有名な化石産地です。これらの化石を調べることで大昔の大陸の様子や日本海の誕生から現在に至るまでの変遷をたどることができます。言葉は発しない化石たちですが、過去を語ってくれる大切なメッセンジャーです。

教科書にも掲載されている化石、ビカリヤの仲間。日本海誕生時の生き物たちです。

(硨)

深くなる日本海にはどんな生き物がいたのでしょう? 1400万年前の泥岩に残る化石を探しました。(大立)

深海の時代の堆積物、珪藻土に触れてみました。顕微鏡観察では丸い形をした珪藻化石がハッキリ見られました。(真野公園)

島が隆起した時代の地層を見ながら、海岸で石と貝殻を探しました。次の講座が楽しみです。(羽二生海岸)

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