中級コース第10回目『島の真ん中に平野!?』を実施しました!

第9期ジオパーク市民講座中級コースの最終回が11月7日(水)に実施されました。

16名の受講生が参加し、国中方面をめぐりました。

佐渡は、島の中央に広い平野があることが特徴的な島です。平野部には多くの縄文時代や弥生時代の遺跡が分布しており、それらの分布位置と、当時の国中平野の様子をみんなで考えました。

本日見学した「堂の貝塚」は、国中平野のほぼ中央に位置する縄文時代の遺跡です。海から遠いのになぜ貝塚があるのでしょうか?縄文時代には国中平野の一部はまだ陸地ではなく、海の一部でした。当時の人々は海岸線の近くに暮らし、シジミなどの貝を採って食べていたと考えられています。このように、現在の地形と縄文時代の地形の両方を考えることで、内陸に貝塚がある理由を知ることができます。

本日は講座の最終回。各自にとって「ジオパークとは何か?」を考え、意見を共有しました。答えは受講生の数だけありました。ある受講生は「大地を守ることは自然を守ることにつながり、自然を守ることは人の文化を守ることにつながる。私たちは大地に生かされている。ジオパークは自然との共生である。」と結論づけました。

ジオパークは、私達が日常見ているものや感じている「あたりまえ」のことを再認識するものだと思います。

今期修了者の一部は、今週末から始まるガイド養成講座に進みます。

受講者のみなさん、半年間お疲れ様でした!

内陸にある「堂の貝塚」遺跡を見学しました。両津湾から約10km離れた場所に貝塚がなぜあるのでしょうか?

佐渡汽船の展望台からの景色。砂州が伸びたことにより形成された加茂湖や、両津の町並みを見学しました。

「ジオパークってなあに?」悩みながらも、全員が自分なりの答えにたどり着きました。

修了証授与。今期は修了者14名でした。修了者の一部はガイド養成講座へ進みます。

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