八幡いも

<佐渡ジオパーク食の由来>

江戸時代には代官所にも納められた八幡地区の名産品です。収穫量が少なくサトイモ科の中でも希少な種類であったため、島外門外不出といわれました。 八幡地区は、国府川から流れ出す多量な土砂と、春から夏にかけて吹く強い南西の風によって砂丘地帯が形成されました。この砂丘地帯で作られる伝統野菜が八幡芋です。サトイモは本来粘土質の土壌を好みますが、八幡芋は砂地で栽培するため、土垂(どだれ)系の品種で、粘りが強い性質を持ちます。

※ 由来には、諸説あります。また、地区ごとに由来が異なる場合があります。

<特徴>

八幡いもは、手の平にのるサイズで、一般的なサトイモよりも少し細長いのが特徴です。 粘りがとても強く、煮物や鍋、汁物、炊き込みごはんなどで食べられています。