市民講座(中級コース)第11回を実施しました!

10月17日(日)に、令和3年度の市民講座(中級コース)の第11回を実施しました。

午前は、加茂湖と国中に出かけ、午後は、金井新保の田んぼとトキテラスに行きました。

午前は最初に秋津や椎崎諏訪神社の加茂湖展望の丘で加茂湖を見学しながら、前回の復習や、両津湾と真野湾の違いや、加茂湖と沢根の牡蠣の違いについて学びました。そして国中平野の柿団地や舟津江、堂の貝塚、八幡砂丘を回り、古国中湖と国中平野の変遷や水田の開発と江(水路)について学びました。

午後は、新潟大学特任助教の綿引先生から、田んぼの生き物についてお話をしていただきました。綿引先生が事前につかまえてきてくださった「ヤマアカガエル」、「モリアオガエル」、「ツチガエル」や「サドマイマイカブリ」「サドコブヤハズカミキリ」などを見せていただき、受講生のみなさんは写真を撮るなどして、じっくり観察していました。そしてその後、実際に田んぼに出かけ、「サドガエル」をつかまえに行きました。「サドガエル」の生息地の田んぼの地主の近藤さんからも説明を聞くことができ、充実した講座になりました。最後にトキテラスで綿引先生から佐渡固有の虫などのお話と、加茂湖や国中平野を一望しながら今日の講座のまとめを聞きました。

今回のジオパーク市民講座では、国中平野・加茂湖エリアの見どころをたくさん見学し、佐渡島と国中平野の成り立ちについて、そして佐渡の生き物について学ぶ講座となりました。

加茂湖展望の丘で、加茂湖のでき方について説明を聞きました。加茂湖と沢根の牡蠣との違いなども知りました。

金井の舟津江。国中平野の張り巡らされた水路で、一番下流。国中平野では豊富な水を平等に分けるための工夫がされていました。

綿引先生から、佐渡固有の生き物についてお話を聞きました。先生がつかまえたカエルたちも見て、大いに盛り上がりました。

金井新保の田んぼでつかまえたアマガエルやイナゴたち。綿引先生は、観た瞬間に何ガエルか分かるんですね。

田んぼの地主の近藤さんからも、サドガエルについてお話しを聞き、サドガエルや佐渡の生き物の存続や保護について考えるきっかけとなりました。

受講生の方が実際につかまえたサドガエルです。まだ小さくてお腹があまり黄色くなかったですが、かわいい目でこちらを見てくれました。

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