中級コース第6回目『なぜ佐渡に金銀鉱床があるの?』を実施しました!

第9期ジオパーク市民講座中級コースの第6回目が9月12日(水)に実施されました。

15名の受講生が参加し、金銀山の周辺を巡りました。

佐渡で見られる金や銀は、何千万年も昔に起こった火山活動によって作られました。相川金銀山の第5駐車所からは、佐渡最大規模の金の採掘跡である「青盤脈(あおばんみゃく)」の巨大な崖を見学することができます。この崖にはかつて金を多く含む金鉱脈が入っていました。人が金を求めて金鉱脈を掘り進めた結果、今ではまわりの岩が残された状態となっています。

金鉱脈が形成される条件のひとつとして、岩にすき間があることが重要です。青盤脈のすき間は長さ約2km、深さ500m、幅が6mにもなる巨大なものです。これほど大きなすき間は、一体いつできたのでしょうか?

佐渡島がまだ大陸の一部だった頃、火山活動をともないながら大陸から切り離されていきました。このとき、大地が裂け、巨大なすき間が多く作られました。佐渡で見られる金鉱脈の多くは、このすき間に形成されたものなのです。

次回は1700万年前のリゾート地、西三川方面を巡る予定です!

道遊の割戸の裏には巨大な崖があります。これは佐渡最大規模の鉱脈「青盤脈」を掘った跡です。

江戸時代に使われていた石磨(いしうす)の回し方をみんなで考えました。

昭和初期に稼動していた北沢浮遊選鉱場。ここで鉱石を0.3mmの大きさに砕いていました。

金山の食料不足を補うために開かれた田んぼを見学。二見半島ではため池による稲作が行われています。

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