市民講座中級コースで小佐渡を探検!

8月24日(土)、15名が参加したジオパーク市民講座中級コースは、小佐渡方面を探検しました。

「何もない・・・」と思われがちな小佐渡ですが、ジオパークの視点で巡ると、一日があっという間に過ぎてしまうくらい、たくさんの見どころがあります。

本日のメインイベント「火打石で火を起こそう」では、松ヶ崎ヒストリーパーク(キャンプ場)の海岸にある岩石と火打ちがねを使い、火起こしに挑戦しました。講師を除く(!)受講者全員が無事に火を起こすことができ、みなさん大満足でした。

小佐渡の一部には基板岩類と呼ばれるとても古い地層が露出しているため、岩石はかたく、火打石として適しています。中でも縞模様を持つチャートという岩石は、松ヶ崎周辺では「虎石」と呼ばれ親しまれています。

小佐渡の地形に関連している海洋深層水についても施設見学をさせていただきました。多田(おおた)にある佐渡海洋深層水分水施設は沖合い約3.6kmの水深332mから海洋深層水をくみ上げている施設です。施設周辺の地形は海底に向かって急な崖になっているため、少し沖に行くだけで水深が深くなります。そのため、遠くまで取水パイプを伸ばさずとも海洋深層水をくみ上げることができるのです。施設職員の方がとてもわかりやすく説明をしてくださいました。!

次回は新潟大学と連携し、佐渡北部の植物について学びます。お楽しみに!

赤泊行政サービスセンター脇にある石灰岩。石灰岩が長い年月と距離を移動してきた結果、現在の佐渡に存在することを知ると皆さん「すごい!」と感動!

見本を見せるはずが、講師は火を起こせず…

「習うより慣れろ!!」ということで各自チャレンジしてもらいました。全員火を起こせました!

佐渡海洋深層水分水施設職員の海老名さん。

とてもわかりやすい説明と、かわいいイラストで海洋深層についてお話してくださいました。

海洋深層水を使った蓄養施設。冬場、水揚げされたエビやカニはここでいったん保管され、時化や不漁の時、また需要が多い週末に店舗等へ出荷されます。

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