赤泊港に設置した床面地図を見て、佐渡の地形と人の暮らしとの関わりを解説しました。参加者は小佐渡に棚田が多い理由がわかったようです。
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第9期ジオパーク市民講座中級コースの第9回目が10月31日(水)に実施されました。
14名の受講生が参加し、小佐渡方面をめぐりました。
佐渡最高峰の金北山(きんぽくさん)がある大佐渡、急峻な地形に多くの棚田が残る小佐渡、大佐渡と小佐渡をつなぐ国中平野と、佐渡は大きく3つの大地形に分けることができます。今回はその中でも小佐渡方面を訪れました。
小佐渡の急峻な山は道路のすぐ脇まで迫り、その地形は海の中まで続いています。沖に出るとすぐに深くなる地形と、佐渡の海洋層水には関わりがあります。佐渡海洋深層水は小佐渡の沖合約3.6km、水深332mの海底から汲み上げられています。陸地から近い場所で汲み上げているため、コストを低く抑えることが可能です。
海底地形は同様に、エビやカニなどの海の恵みももたらします。
このような急峻な地形は佐渡の東側で多く見られます。これは、佐渡が海底から持ち上がる際、傾きながら持ち上がったことが原因です。小佐渡の地形は、佐渡が隆起してできた島だからこそ見ることができる地形なのです。
次回はいよいよ最終回。佐渡の中で最も新しい大地、国中平野を巡ります。
赤泊港に設置した床面地図を見て、佐渡の地形と人の暮らしとの関わりを解説しました。参加者は小佐渡に棚田が多い理由がわかったようです。
佐渡海洋深層水取水ピットの見学。たまに深海魚などの生き物も入ってきます。
海洋深層水を使った蓄養施設の見学。水揚げされたエビやカニはここでいったん保管され、時化や不漁の時、また需要多い週末に店舗等へ出荷されます。
出荷を待つカニたち。新潟市場、豊洲市場に送られていくそうです。