新穂銀山の鉱石は主に露頭掘りで採取されました。所々に見られる間歩は、約2、3m掘られた小さいものがほとんどでした。その中でも見学しやすい天神股第1間歩へ行きました。
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令和4年3月13日(日)に令和3年度佐渡ジオパーク市民講座、上級コース(第5回)を行いました。
早春の新穂・畑野地区の散策を目的とし、受講者は12名でした。
動植物にも目を向けた内容で、参加者は、岩石観察ではルーペを使用して岩石名を探り、カモ観察や植物観察では資料を参考に名前を探っていました。
参加者同士話し合いながら、楽しく散策した1日となりました。
参加者の知識の多さ、観察力の深さにまたまた驚かされました。
新穂銀山の鉱石は主に露頭掘りで採取されました。所々に見られる間歩は、約2、3m掘られた小さいものがほとんどでした。その中でも見学しやすい天神股第1間歩へ行きました。
上級コースなので、講師の話を聞くのみでなく、自分でどんな岩石が確認されるのか、探ることにしました。金属の成分が入っていることをルーペで確認!岩の名前はデイサイト質緑色凝灰岩でした!
次は新穂ダムにてカモの観察。どんな種のカモがいるのか、資料を参考に皆で確認していました。白と黒のパンダのようなカモ、ミコアイサなどいろいろな種のカモを確認!
新穂ダム付近では、まだ多くはないですが、春の花が咲き始めたようす。日本固有種のオウレンという植物が見られました。オウレンはお腹の薬になるそう。
午後は清水寺での散策の後、大イチョウを見に行きました。古生代からの木で、現在、日本と中国の一部にしか見られない生きた化石とも言える木なのだそう。この説明で、イチョウの木への見方が変わりました。
城ヶ平で国中平野を遠望するのが、コース最後の場所です。階段が整備されているのですが、これがきつい!あとどれくらい登らなきゃならないの?と何度尋ねたことか。でも、登る価値あります!足に不安な方は車でも行けます(道は急な斜面なので、車の運転も登り下り共に注意が必要!)ので、ぜひここからの国中平野の景色を堪能してください。