「椿尾能楽石工の里の会」の安藤さんが、椿尾集落内をあちこち案内してくださいました。
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9月12日(日)に、令和3年度の市民講座(中級コース)の第9回を実施しました。
午前は、椿尾の石工の里に出かけ、午後は、笹川集落と大須鼻に行きました。
午前の石工の里では、「椿尾能楽石工の里の会」の安藤さんから、椿尾集落の歴史やお地蔵様の石のお話を聞き、その次に、今や一人だけとなった現役の石細工職人の笠井さんの自宅庭園にお邪魔し、お地蔵様や石細工の数々を見せていただきました。そして、岩本山の六地蔵や七観音、地蔵群などについても、安藤さんが案内をしてくださいました。
午後は、旧西三川小学校笹川分校から出発し、「笹川の景観を守る会」会長の金子さんや吉倉さんから、西三川砂金山の採掘の歴史や重要文化的景観の維持などのお話を聞きながら、笹川集落を巡りました。最後に、大須鼻の活断層を見学し、地殻変動の話や、どうして活断層というのかなどを学びました。
今回のジオパーク市民講座では、椿尾や笹川の集落の方からお話を聞くことができ、自然現象がもたらした恵みとそれを活用した人々の歴史について学ぶ講座となりました。
「椿尾能楽石工の里の会」の安藤さんが、椿尾集落内をあちこち案内してくださいました。
一人だけとなった現役の石細工職人の笠井さんの自宅庭園。灯篭やお地蔵さま、カエル、亀などの石細工がたくさん並んでいました。
旧西三川小学校笹川分校の、西三川砂金山の展示を見学。市世界遺産推進課の職員も来て、解説してくれました。
西三川砂金山の由来と佐渡島の成り立ちの関係について貞包学芸員が説明しました。実は世界文化遺産とジオパークはとても関連があるのです。
「笹川の景観を守る会」の金子さん、吉倉さんの案内で、1時間かけて笹川集落を見学。大山祗神社は砂金山の繁栄と安全を祈願して建てたそうです。
大須鼻の活断層は、地震の影響でできたことや、逆断層であることなどを学びました。