季節風の影響を受ける外海府地域では、風下側に向かって枝が伸びる「風衝樹形(ふうしょうじゅけい)」が見られます。
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9月7日(土)、16名が参加したジオパーク市民講座中級コースは、新潟大学と共同で実施しました。
佐渡の植物についてとても詳しい中川清太郎氏を講師としてお招きし、ジオサイト周辺で見られる植物について解説をしていただきました。
当日は台風の影響で30℃を超える気温の中、参加者は真剣に講師の話を聞き、メモを取っていました。
今回訪れた海府地区は、佐渡の中でも最も古い岩石が見られる地域です。大昔の海に生息していたサンゴなどの成分からできた石灰岩(せっかいがん)や、プレートによって運ばれた枕状溶岩なども観察しました。
受講生は普段、岩や地層を中心に見学しますが、今日は岩の隙間などに生えている様々な種類の植物を観察していました。今日学んだ大地と植物の関係性を、ぜひいろいろな人に伝えてほしいと思います。
次回は果物で有名な西三川方面を見学し、鉱山と果物との関係に迫ります。お楽しみに!
季節風の影響を受ける外海府地域では、風下側に向かって枝が伸びる「風衝樹形(ふうしょうじゅけい)」が見られます。
大野亀近くの柏林にて、特徴を解説。
佐渡の場合、5月の端午の節句に作る柏餅には葉が十分に成長しないため、1か月遅れとなるそうです。
石灰岩を大理石へと変化させた熱源である「花崗閃緑岩(かこうせんりょくがん)」。北鵜島(きたうしま)で見ることができます。
含まれている粒がキラキラしてとてもきれいです。
岩の割れ目に生えているオニヤブソテツを解説する中川氏。このような岩石が無かったら、植生も全く違うものになっていたかも…?