立岩は、人の横顔のように見える岩で、佐渡ジオパークの見どころ(ジオサイト)の一つです。
この人面岩(正式には、立岩)のもととなる岩は、日本海ができる以前(約2,000万年前!)、佐渡が現在のユーラシア大陸にまだくっついていたころの火山噴火の溶岩が固まってできました。熱い溶岩が冷えて固まるときに少し縮むため、溶岩でできた岩には多くのひび割れ(節理)が生じます。そして、長い年月のうちに波や風雨によって、そのひび割れに沿って割れたため、奇跡的な確率で人の顔の形になりました。現在に生きる我々は、まさに大自然の芸術を目の当たりにしているのです。
そのような貴重な人面岩をみんなで守るため、またご自身のケガ防止のため、人面岩に登ることはご遠慮ください。皆様のご協力をお願いいたします。