日本海誕生のころの下戸層と羽二生川層の境がはっきり見られるところを見学。下戸層はよどんだ水で酸素が少なかったことから、青色を帯びた砂の色になる。参加者は土を削って色を確認していました。
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令和5年3月15日(水)、3月16日(木)に佐渡ジオパークガイドを対象にした「日本海の生い立ちと佐渡島の成り立ちを探る」学習会を開催しました。佐渡ジオパーク相田推進指導員が講師で、13名のガイドが参加しました。
佐渡の相川から沢根にかけて地層や化石を観察していくと、日本海の形成から現在に至るまでの変遷が分かり、佐渡の成り立ちも理解できることから、日本海の誕生したころの地層、下戸層(おりとそう)から現在へ向かって地層を見学する内容で行いました。
座学で佐渡の地層とその特徴を参加者全員で確認し、その後すぐ地層観察に出ました。
参加したガイドさんも行ったことがない場所もあり、実際に地層の境や座学で学んだ特徴がはっきり確認できることに大興奮!また、地層それぞれで日本海の深さの変化やその時の佐渡島の状態など、一つ一つ相田講師と確認しての研修に楽しんで参加されていました。
日本海誕生のころの下戸層と羽二生川層の境がはっきり見られるところを見学。下戸層はよどんだ水で酸素が少なかったことから、青色を帯びた砂の色になる。参加者は土を削って色を確認していました。
中山層では砂が見られなくなり、泥の地層へと変化してきたことが分かります。日本海が深くなっていったことを表している地層です。
日本海が深くなっていくことを示す中山層では珪藻がたくさん入っているところもあります。土を採取して、顕微鏡で珪藻が見られるかを確認。
河内層では砂が混ざってくるようになり、水深が浅くなってきたことが分かります。ルーペで土を観察すると有孔虫が見られることから水深100m前後の深さくらいになったのでは?
佐渡島の隆起にともなう地層として質場層を最後に見学。