【開催報告】ジオパーク市民講座、わくわくコース(第7回)

佐渡市教育委員会社会教育課ジオパーク推進室が11月12日(土)に開催したわくわくコースには、28名のお客様が参加されました。

 

佐渡の海岸には多くの岩が見られます。今回は相川の特長ある岩を選び何に似ているのかを想像してみるコースです。10以上の岩を見学し、その岩の説明とともに、何に見えるかなど参加者とともに意見を出し合うコースになりました。

相川の大浦にあるこの岩はネコ岩と呼ばれています。

このネコ岩はどんな気持ちでしょう?穏やかと感じるのもあり。背中にあたる場所の木を逆立っている毛に見立てて怒っていると感じるのもあり。どのように感じるのも正解です!

大間港のストーンヘンジ。大間港では見られないこの岩がなぜここに置かれているのか、それは謎です。この岩はノジュールです。石灰成分が化石を取り囲むように集まり硬くなってできます。ノジュールは丸いと思い込んでいたので驚きです。

北立島の海岸には大トカゲがいます。私たちのほうを見向きもせず、穏やかに海を眺めています。

小田(こだ)にも動物に見える岩があります。象、恐竜、夢を食べる獏などの意見あり。ちなみに私は巨大なアリクイに見ていました。この岩は流れる溶岩がすぐ空気に触れるとガサガサした岩になる、その溶岩流の岩でできています。

矢柄(やがら)にある山にポコンと出ている落ちそうで落ちない岩、烏帽子岩。佐渡で枕状溶岩というと小木が有名ですが、ここでも枕状溶岩が見られます。小木が海底火山による枕状溶岩なのに対し、こちらのものは佐渡形成の過程で湖に噴出した枕状溶岩です。小木のものより一つ一つの枕が大きいのが特徴です。

海の水面が下がる冬から春にかけての間のみ見られる岩にある白い縁。海の潮と石灰分を作る海藻、石灰藻の影響で白くなります。

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