両津のまちなみは、砂が動いてできた地層の上に乗っています。その証拠である地層を見学しました。
きれいな縞模様が見えます。
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11月16日(土)、秋晴れに恵まれ、12名の受講生が国中平野周辺を巡りました。
午前中は佐渡で最も新しい地層が分布する平野や加茂湖周辺を巡り、佐渡のなりたちの総まとめを行いました。
午後からは新潟大学の満尾(みつお)准教授を講師としてお招きし、平野部に広がる田んぼでサドガエルなどの生き物について学習しました。
受講生たちは網を持ち、「いたー!」「そっちにいったよ!」と受講生同士連携しながらサドガエルやヤマアカガエルを捕獲していました。佐渡のなりたちを学習し、そのなりたちがあったからこそ存在する田んぼと生き物を実際に見ることで、よりいっそう佐渡のすばらしさを実感したようです。
20名の受講者のうち17名が修了証を授与され、今年度のジオパーク市民講座中級コースは全て終了となりました。
佐渡で「あたりまえ」に見られる風景に新たな価値をつけるジオパーク活動。ジオパークという言葉を使わなくても、長い年月をかけて作られた大地を慈しみ、そこに生きる動植物と人々の暮らしをつなげて考えることが、多く方の「あたりまえ」になると良いなと思います。
両津のまちなみは、砂が動いてできた地層の上に乗っています。その証拠である地層を見学しました。
きれいな縞模様が見えます。
満尾先生ご指導のもと、固有種サドガエル探し。
「探すコツは…気合です!」と教えてもらい、受講生一丸となってサドガエルを探しました。
捕獲したサドガエル。黒っぽく、お腹が黄色いことが特徴です。冬の間も田んぼに水があるおかげでサドガエルが生きることができ、水がある田んぼはトキのえさ場にもなっています。
全20名の第10期生!7か月間をともにした仲間との別れはさみしいですが、この20名が出会ったことには何か意味があるはずです。10期生パワーでこれからいろんなことを巻き起こしていってほしいと思います!