小倉千枚田から地形を観察 先人たちの苦労が偲ばれます。
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6月8日(金)、9日(土)、11日(月)の3日間、自然探究講座(6月講座)が行われ、合計54名の受講生が参加されました。
今回の探究講座のテーマは、「田んぼの様々な形態と生物調査」でした。
午前は、海成段丘を利用し昭和期に拓かれた「吉井開田6区」、江戸時代に開発された新保川扇状地の水田、世界農業遺産のシンボルとなっている山腹斜面を活用した小倉千枚田を見学し、地形の成り立ちと開発の歴史を探究しました。午後からは、里山と国中平野のそれぞれの田で生きもの調査を行い、生物多様性について比較をしました。
受講生からは、「地形によって水の確保の仕方や田の作り方が違うことなど先人の知恵と努力はすごいものだと思いました」「グループで生きもの調査をしたことが楽しかった。たくさんの生き物を見ることができ勉強になりました」などの感想が聞かれました。
佐渡の田んぼは様々な地形を利用しています。それは生活のためであることはもちろんですが相川の金銀山の影響を強く受けた歴史的な背景があったことを考えていただきました。
小倉千枚田から地形を観察 先人たちの苦労が偲ばれます。
国中平野の田んぼで生き物調査 赤とんぼのヤゴがたくさんいました。
里山での生き物調査 たくさんの生き物が見つかりました。
田んぼアート「佐渡から世界へ」 道遊の割戸をバックにはばたくトキ