新種ツチクジラの和名が「サドムカシツチクジラ」に決定!

1960年代に小木堂釜地区で発見されたツチクジラの頭骨化石は、新種でツチクジラ属として世界最古の化石と確認されました。最初にこの化石に注目し研究を始めた新潟大学の故 小林 巌雄 教授の功績を称え、Berardius kobayashiiの学名がついています。この新種ツチクジラの和名を令和4年7月23日(土)から8月28日(日)までの間、募集したところ、179件、138作品の応募がありました。

甲能 直樹 グループ長(国立科学博物館 地学研究部・生命進化史研究グループ)、川谷 文子 学芸員(飯田市美術博物館)、丹治 嘉彦 館長(新潟大学旭町学術資料展示館)、渡辺 竜五 佐渡市長(佐渡ジオパーク推進協議会会長)、相田 満久 推進指導員(佐渡ジオパーク推進協議会)の5名に和名選考委員をお願いし、9月5日(月)に審議した結果、「サドムカシツチクジラ」に決定しました。

この和名の発表会を9月17日(土)に佐渡博物館にて行い、採用された和名を応募してくださった方に表彰状と新種ツチクジラのイラスト入りの盾、1万円分の図書カードと佐渡ジオパークオリジナルグッズを差し上げました。和名採用者は、佐渡市在住の滝澤卓朗さん、千葉県在住の桑原佑典さんのお二人です。

この和名は、佐渡で発見され、絶滅したクジラであることがイメージでき、親しみを持っていただける名前であるなどの理由で選ばれました。

今後「サドムカシツチクジラ」の化石は、10月2日(日)まで佐渡博物館にて展示し、その後もレプリカを展示する予定です。ぜひご覧ください。

和名選考委員の相田推進指導員から、和名が発表されました。

和名採用者のお二人に、新発田教育長(推進協議会副会長)から表彰状が手渡されました。

最後に全員で記念撮影を行いました。滝澤卓朗さん、桑原佑典さん、ありがとうございました。

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